KuCoinのボーナス配当履歴をダウンロードしCryptactで計算する手順

KuCoinアイキャッチ

確定申告の締切が近づいてきました。この時期になると取引所を巡って昨年の取引履歴をダウンロードするのが恒例となっています。

毎年毎年「来年はもっと早く取り組もう」と心に誓うのですが、一度も実行できていないのはどうしてなのでしょうね。

さて、海外取引所の KuCoin の口座には、下図のように少額のコインが貯まっています。自分が所有しているコインの種類や数量に応じて自動的にボーナスが付与される仕組みのようです。

KuCoinのボーナスで獲得した少額コイン

日本では、エアドロップやマイニングでコインを入手した場合、取得時の時価で計算しなければなりませんので、取得日時がわかる履歴が必要なのですが、このデータをダウンロードするための場所がちょっとわかりにくく、見つかるまでに時間がかかりました。

この記事では、そんなKuCoinでのボーナス履歴の入手や処理方法について紹介します。

KuCoinのボーナス付与履歴のダウンロード方法

アカウントの種類

KuCoinには「メインアカウント」と「取引アカウント」と呼ばれる2つのアカウントがあります。

前者はあまり動かす必要のない資産を貯めておく場所のイメージで、後者はトレードに使う一時的な資産を置いておくイメージ。

例えば、BTCでトレードするには、トレードで使う分のBTCをメインアカウントから取引アカウントに移動させる必要があります。

ボーナスの付与履歴はアカウント別に記録されているので、「メインアカウント」と「取引アカウント」の両方の記録を確認するようにしましょう。

注意事項

KuCoinでは、1回にダウンロードできる期間が100日間、1日間にダウンロードできる回数が5回までに制限されています。

例えば、1年分の現物取引、メインアカウントのボーナス付与、取引アカウントのボーナス付与の3種類の履歴が欲しい場合、次のように合計12回のダウンロードが必要です。

  • 現物取引の履歴
    1. 1〜100日目
    2. 101日目〜200日目
    3. 201日目〜300日目
    4. 301日目〜365日目
  • メインアカウントのボーナス付与の履歴
    1. 1〜100日目
    2. 101日目〜200日目
    3. 201日目〜300日目
    4. 301日目〜365日目
  • 取引アカウントのボーナス付与の履歴
    1. 1〜100日目
    2. 101日目〜200日目
    3. 201日目〜300日目
    4. 301日目〜365日目

1日のダウンロード回数が5回までに制限されているため、少なくとも3日かかることになります。

確定申告締め切りギリギリになってから始めると締め切りに間に合わない可能性がありますので、早め早めに始めるようにしましょう。反省を込めて…。

ダウンロード手順

ここでは「メインアカウント」の履歴をダウンロードする手順を紹介します。「取引アカウント」も同様の手順になります。

[資産センター] > [メインアカウント] > [アカウント詳細] を選択します。

KuCoin [メインアカウント] > [アカウント詳細]

[CSVをエクスポート] ボタンをクリックします。

KuCoin CSVのエクスポート

MEMO
上図では、ドロップダウンメニューで「AAVE」と「1月」が選択されていますが、CSVとしてエクスポートする内容とは関係ありません。(CSVとしてエクスポートする内容は後のステップで別途設定します。)

CSVとしてエクスポート(ダウンロード)する内容を選択するダイアログが表示されます。

コインの種類をすべてにして、適当な期間範囲を選択します。

KuCoin エクスポートする内容を設定

MEMO
上図では、1月1日から3月31日を選択して第1四半期を指定していますが、漏れがないようにするため、前年12月31日から3月31日、次は3月31日から5月30日…のように、1日程度前後が被るようにすると良いでしょう。

ダイアログの [確認] ボタンをクリックし、暫く待つとダウンロードの準備が完了したお知らせが表示されます。

ダウンロード準備完了

画面右上のベルアイコンをクリックしても確認できます。

ダウンロード準備完了

ダウンロードできるファイルの一覧が表示されるので、その中から目的のものをクリックします。

KuCoinからファイルをダウンロード

ダウンロードしたCSVファイルをExcelなどで開いて内容を確認します。

CSVファイルの内容を確認

どうやら、いくらかのNEOやVETを所有していたので、GASやVTHOが付与されていたようです。完全に放置していたので全く気づいていませんでした。

Cryptactへの登録方法

私は、2017年当初から Cryptact を使って仮想通貨・暗号資産の損益計算をしています。取引所のトレード履歴をアップロードするだけで面倒な計算をしてくれるのでとても助かっています。

KuCoinのボーナス配当が少額であっても、入手した記録は正しくCryptactに登録しておきましょう。登録を怠ると、後日売却してその売却履歴をCryptactに登録した際に、「入手していないはずのコインを売却していますよ」という内容の警告が表示され、計算が正しく完了しなくなってしまいます。

売却せずに永遠にHODLし続けるなら関係ありませんけど…。

カスタムファイルを使用する

Cryptactは、2021年4月現在、KuCoinに関しては、現物トレードの履歴のみに対応しており、ボーナス付与履歴には対応していません。

MEMO
現物トレード履歴のダウンロードする手順は、CryptactのFAQで紹介されています

したがって、「カスタムファイル」と呼ばれる専用のExcelファイル(CSVファイル)に入力し、現物トレード履歴とは別にアップロードする必要があります。

時差を修正する

カスタムファイルに入力する前に、ひとつだけやるべきことがあります。

KuCoinからダウンロードしたCSVの日時は協定世界時(UTC)で記録されているので、これを日本標準時(JST)に変換します。

時差は9時間なので、KuCoinに記録されている日時に9時間を追加します。

私は、普段、ExcelではなくGoogleスプレッドシートを使うことが多いので、ここでもGoogleスプレッドシートを使って説明します。

KuCoinの履歴CSVファイルをGoogleドライブにアップロードし、Googleスプレッドシートで開きます。

「Time UTC」右側の新しい列を挿入し、タイトルをわかりやすく「JST」とします。

KuCoinの履歴データをGoogleスプレッドシートで開く

下図のように、左側の「Time UTC」列の値に +time(9,0,0) を加える計算を行います。

UTCに9時間を追加してJSTにする

セルの右下の四角部分を下の方へドラッグし、下方の行にも同じ計算を適用します。

計算を適用

Cryptact用のカスタムファイルを開き、「Source」列には「kucoin」と記入し、「Timestamp」列には「JST」列の値を、「Volume」列には「Amount(Fee included)」列の値をコピーします。

「Action」列の値は、私はKuCoinのデータに「Soft Staking」と記されているものは「STAKING」、その他のものは「BONUS」としました。

Cryptactのカスタムファイルへ挿入する

まとめ

以上、KuCoinのボーナス配当として得られた少額コインの履歴の処理方法でした。

BinanceでもEarnを利用して同じ様に配当が得られますよね。これも同じような手順で処理できるはずです。(近々時間ができたら記事にします)

ただ、ここで、データを入手できない場合はどう処理すればよいのかという疑問が湧いてきました。

例えば、KuCoinがある日突然アクセス不能になって履歴のダウンロードができなくなるような場合です。

また、数年前のKuCoinでは、KCSという取引所トークンを所有しているユーザーに毎日配当が草コインで付与されていましたが、KuCoinのサポートに確認したところ、その頃のデータはもう入手できないそうです。

大まかに言って20万円以上の利益を出した人には確定申告の義務がありますが、義務と言われてもデータが入手できなければ正確な申告ができません。そういった場合はどうすればいいのでしょうか?税務調査が入った場合、税務署でさえ入手できないデータを元に(推測で)滞納税などを課されてしまうのでしょうか?

税務署に行く機会があれば、この当たりの疑問をぶつけてみたいと思います。

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