僕のバンクエラBNKはSpectroCoinの手数料に消えた

Bankera BNK and SpectroCoin

バンクエラ(BNK: Bankera)を覚えていますか?

2018年の仮想通貨バブル崩壊後、ほぼ忘れ去られた存在になっていましたが、3年の時を経て、今、価格が上昇してきています。

BNKの価格チャート 出典 Coinmarketcap

価格上昇のニュースを受け、先日久しぶりにバンクエラの取引所兼銀行サイト SpectroCoin にログインして自分の口座を確認してみたところ、何と、口座維持手数料という名目で徴収されて残高がゼロになっていました😭

Bankeraとは?

Bankera(バンクエラ)は、前回の仮想通貨(暗号資産)バブルが最高潮を迎えつつあった2017年11月から翌年1月にかけて行われたICOで、仮想通貨を使って幅広い銀行サービスを構築・提供することを目的としていました。

ICOとは、プロジェクトの資金を仮想通貨を使って集めること。出資者は資金を提供する代わりにトークンと呼ばれる株券のようなものを受け取ります。プロジェクトが上手く行けばトークンの値段が上がることが期待できます。

Bankeraは、暗号資産を活用するに最初の銀行の1つになることを計画しています。ブロックチェーン技術を活用することにより、法定通貨と暗号資産(Bitcoin、Ethereum、DASH、NEMなど)両方において決済、投資、ローン、預金などの主要な銀行業務のサービスを提供します。

引用: SpectroCoin

Bankeraの場合、BNKという名前のトークンの販売がSpectroCoinで2017年11月27日に開始され、ETHなどの仮想通貨を送金することでBNKを購入(出資)できました。

要するに、「仮想通貨を使った銀行を作りたい。資金を提供してくれた人にはBNKをあげるよ〜。うまく行けばBNKの価値が上がるから、出資すれば儲かるかもよ!」というお話だったわけです。

さらに、このBNKトークンを SpectroCoin に保有し続けていれば、配当のようなものが毎週付与されれるという特典もありました。

出資者の数は8万人以上、集まった資金は現在のレートで約130億円!世界最大のICOだったようです。

Bankera ICO Raises Over 100 Million Euros From Record-Breaking Number of Contributors

当時はバブルでイケイケの雰囲気だったこともあり、「仮想通貨を使った世界初の銀行ができる!すごい!」と考えた多くの人々が出資しました。私もその中のひとり。

2017年10月に仮想通貨を初めたばかりで投資経験が浅かったこともありますが、バブルの雰囲気に完全に飲まれていましたね。でも、お小遣い程度の極少額しか投資しなかったが幸いでした。

日本居住者への規制と暴落

2019年1月、規制によって日本居住者へサービス提供を停止する旨のお知らせが届きました。

SpectroCoinからのメール通知

当時、日本の金融庁による海外取引所への規制が強化され、BinanceKuCoinからも同様の「日本居住者お断り」のアナウンスが出されたり、サイトから日本語表記がなくなったりしていた時期でした。

(今は色々な海外取引所でしれっと日本語表記が復活しているけど、どういうことなのだろう?🤔)

仮想通貨業界全体が冷え込んでいたところにこのニュースが追い打ちをかけ、多くの人がBNKを売却し、価格は暴落…。そして、人々の記憶から消えていきました。

現在の価格は?

ICOで販売されたときのBNKの価格は、0.01 〜 0.022 EUR でした。2021年4月19日現在のレートで 1.3 〜 2.86 円です。

長らくICOの価格割れの状況が続いていましたが、今日現在の価格は0.4286 円です。ICOで購入した全員が救われたことになるのですが…。

BNKの価格チャート 出典 Coinmarketcap

口座維持手数料

残額がゼロになった

冒頭で述べたように、SpectroCoinにログインしてみたところ、いつの間にかBNKの残高がゼロになっているではありませんか!

BNK口座残高と取引履歴

今年の1月と2月に「BNK Inactivity Fee」という名目で引かれています。

どうやら長い間何の取引も無い場合は口座維持手数料としてBNKが引かれてしまうようです😨

そう言えば、そのような内容のお知らせメールが届いていたような淡い記憶があるような…。でも、もうメールは削除してしまったので定かではありません。

私はごく少額のお金を宝くじ感覚で出資しただけなのでダメージはあまりありませんが、回避できた損失を回避できなかった(しなかった)ことが残念です。

口座維持手数料が引かれる条件は

どういう条件で「長い間何の取引が無い」と判定されるのか気になって調べてみたところ、こちらのブログ記事を見つけました。

バンクエラが過去12か月間 ログイン、トレード歴などのないユーザーアカウントから
BNKトークンを口座維持手数料として徴収しているらしい。

出典: バンクエラが口座維持手数料を徴収! (「くりとら」がお届けするブログ版「仮想通貨クリニック」)

確かに SpectroCoin の説明にも「Monthly inactivity fee (after 12 months of no use) of 5 EUR will be applied to Personal clients and 10 EUR to Personal+ clients.」と書かれています。

1年に1回ログインしていれば口座維持手数料は発生しないようですね。私はログインさえしていなかったからなぁ。

マイナス計上できるのか

大切に放置していたのに消えてしまった僕のBNK。せめて損失として計上して税負担を軽くしたいものです。

Coindeskのこの記事では、確定申告時にそのまま必要経費になるものとして次のものが挙げられています。

・仮想通貨の取得費
・投資の知識を得るための書籍代、新聞代
・仮想通貨関連のセミナー代及び往復交通費
・投資仲間との勉強会及び往復交通費
・ 出金手数料、取引手数料(レバレッジ手数料を含む)
・10万円未満の仮想通貨取引専用スマホ代・PC代(マウスやパッドなどのアクセサリ類を含む)
・投資のコンサルティング費用
・税務申告費用

出典: 仮想通貨の確定申告で必要経費になるもの、ならないもの──税理士が解説 (Coindesk Japan)

出金手数料や取引手数料が認められているのなら、口座維持手数料も同じように認められる可能性が高いと思います。

近々税務署に行って確認してみます。

まとめ

自分がお金を出したプロジェクトの進捗は、常にではなくとも時々は確認すべきだ、という勉強になりました。

前回のバブルが弾けてからBNKへの興味関心を失った私は、SpectroCoinからのメールも読まず、完全に放置していました。そんな私を儲けさせてくれるほど世の中は甘くなかったということでしょう。

この先、また有望なプロジェクトに出資する機会があるかもしれませんが、失っても良いだけの金額にとどめ、決してプロミスに走ったりすることのないように、自分を戒め続けます。

これからバブルの後半戦がやってくれば、きらびやかに見える話がきっと筍のように出てくるでしょう。そこで欲に目がくらんで大金を投じてはいけません。

輝かしい未来が確実に待っているかのように見える話でも、未来は不確定なのですから、よく考えて慎重に判断する余裕を持ちましょう。自戒を込めて。

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