2017年末から2018年初頭にかけて起こったバブルの崩壊後、国産コインを応援するサイト「アルファフォーセット」の存在を知った私は、アルファフォーセットにユーザー登録し、スキマ時間を利用してポチポチとボタンを押して少しずつ国産コインを集めてきました。
アルファフォーセットについての詳細は、こちら↓の記事を参照してください。

今回の当ブログ記事では、アルファフォーセットで現在取り扱いのある国産の草コインをご紹介しつつ、それらの価格推移を見ていくことにします。
目次
コインごとの価格推移
2021年6月現在、アルファフォーセットで取り扱われているコインは、次の7種類です。
- SanDeGo (SDGO)
- Neetcoin (NEET)
- Sprouts (SPRTS)
- Koto (KOTO)
- Monacoin (MONA)
- Bellcoin (BELL)
- BitZeny (ZNY)
- VIPSTARCOIN (VIPS)
SanDeGo
SanDeGo(サンデゴー)は、2018年4月18日に sandego 氏によって始められた仮想通貨です。
詳しい歴史については、こちらのページで確認できます。
参考 SanDeGoの歴史SanDeGo情報ポータルSanDeGoは、「仮想通貨を簡単に体験して頂き、実際にどのようなものであるのかという理解を深め」、「高利率POS通貨の特性から所有しているだけでお金が増えることが簡単に楽しめる」ことを目的としています。(ホワイトペーパーより引用)
下図はCoinGeckoから拝借した、SanDeGoの価格チャートです。
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 SDGO = 0.00504298 円です。約 200 SDGO を集めれば1円相当になります。
SanDeGoは2017年末のバブル崩壊後に誕生したコインで、下図チャートには2018年9月5日以降のデータしかありません。もし、2017年末のバブル時に存在していたら…どのような価格になっていたのか、興味深いです。
Neetcoin
ニートコインは【ニート支援】を目的として作成されました。
NEETは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとっていて、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない人のことを指します。
また今後、AI(人口知能)やITによるシステムの発達により、職を追われる人や過酷な労働環境で心身のバランスを崩して職に就けなくなる人の増加が世界的に予想されています。
日本では、ニートは怠け者として扱われ、批判の対象になることもありますが、ニートコインは諸事情により就学・就労などが出来ない方々の支援をするための基盤の一つとなることを目的としています。(公式サイトより引用)
下図はCoinGeckoから拝借した、NEETCOINの価格チャートです。
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 NEET = 0.159078 円です。約 6 NEET を集めれば1円相当になります。
下図チャートを見ると、2018年5月頃には大きな出来高がありましたが、その後、急激な価格の下落とともに出来高もほとんど失われてしまいました。(2020年12月頃からまた多少出来高が生じてきていますが、コレについては後述します)
Sprouts
Sprouts、通称「もやし」コインは、2015年に海外で誕生しました。
ウォレットにSPRTSコインを入れておくことで1日当たり約2%の高PoS配当が得られることで話題となりました。
1日につき2%の配当は大したことがないように思えるかもしれませんが、福利で2%ずつ増えていくことの恐ろしさは、実際に計算してみればわかります。
仮に1日目に 10,000 SPRTS を所有しており、それが毎日2%増えていくとすると、次のような計算結果になります。1年後には1,300万を超えてしまいます。
- 1日目 … 10,000
- 2日後 … 10,200
- 3日後 … 10,404
- 7日後 … 11261.62419 (一週間後)
- 30日後 … 17758.4469 (一ヶ月後)
- 180日後 … 346282.6604 (約半年後)
- 365日後 … 13504002.86 (一年後)
このように、ものすごい勢いで発行数が増え続けたため、コインの価値が希釈されてインフレ状態に陥ってしまいました。
2018年1月、Sproutsに可能性を見出した日本の有志たちによって新しい非公式運営が組織され、3月には旧運営から新運営チームへ正式譲渡され、同年7月7日にハードフォークを行ってインフレを抑える新しいSproutsコインとなりました。
この辺りの歴史については下記ページで紹介してありますので、参考に読んでいただけると嬉しく思います。

さて、2021年6月19日現在の価格は、1 SPRTS = 0.00000153 円です。約 65 万 SPRTS を集めてやっと日本円の 1 円相当となります。
Koto
Koto(こと)とは、日本の掲示板サイト「Ask Mona」でKoto.cashによって開発された日本で初めての匿名通貨です。
2017年12月13日にKoto.cashがAskMona上で正式リリースが発表されました。
Zcashをベースにしていて、アルゴリズムはYescrypt (Globalboost-Yのコードを使用) を採用しています。(Wikipedia より抜粋引用)
私は個人的に、このKOTOの美しいロゴがとても気に入ってます。ロゴの募集と決定までの経緯は下記リンク先で確認できます。
参考 国産暗号通貨 コト コインイメージ募集Ask Mona今日、2021年6月19日現在の価格は、1 KOTO = 0.067765 円です。約 15 KOTO を集めれば1円相当になります。
下図は、2018年10月から2021年6月までの価格チャートですが、他の銘柄とはかなり異なった動きをしており、興味深いです。
KOTOの元となった匿名性銘柄Zcashは、かつてはCoincheckにも上場していたのですが、匿名性を嫌う金融庁からの指導が入り、上場廃止になったといわれています。
このことから考えると、同じく匿名性を特徴とするKOTOが日本の取引所に上場する望みは薄いと思います。日本で生まれ、アイコンも日本調で美しい。日本の取引所のどこかに上場してくれたら嬉しいのですけどね。
Monacoin
Monacoin(モナコイン)は、日本で最も人気と知名度がある国産コインでしょう。Coincheck、Bitbank、Zaifなどの日本の主要取引所でも売買ができます。
Monacoinは、日本の巨大掲示板サイト2ちゃんねるのソフトウェア板で、Mr.Watanabe(わたなべ、2chpool ◆bzJIFpVqts)によって開発された日本初の暗号通貨です。(Wikipedia より引用)
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 MONA = 202 円です。国産コインの中でダントツの価格と人気を誇っています。
下図チャートを見ると、2017年後半からのバブルと共に、その価格はほぼ90度でうなぎのぼりとなっていたことがわかります。
6月初旬は5円程度でしたが、12月8日の頂点では約1840円まで寝上がりました。約半年ガチホしてその日に売却していたら、約368倍の利益を出すことができていたことになります。
このボラティリティを制覇できれば相当儲かるでしょう。
しかし、私はモナコインのトレードが苦手です。上のチャートを見るとわかるように、バブル崩壊後も何度か出来高を伴ってPumpしています。そのPumpのたびにイナゴしてしまって…結果は想像のとおりです😥
モナのじゃじゃ馬ぶりには手を焼きます。いつも私の予想を裏切ってくれるので財産も焼けますw
— 初心者まなぶ (@altbtm) April 20, 2019
さすがに最近はそのような無鉄砲な売買はしなくなりました。まだ大きな利益を出せるほどの実力はありませんが、シナリオと根拠を考えてから勝負に挑むようになり、だいぶ改善されてきたように思います。
Bellcoin
Bellcoin(ベルコイン)は、2018年6月に桔梗氏 (@bellflower2015) が「自分のコイン作りたくなってきた。」とつぶやいたのを契機に始まった仮想通貨です。
当ブログでもBellcoinのウォレットの設置方法やマイニング方法などについて解説していますので、興味のある方は下のリンク先記事を御覧ください。

下図はCoinGeckoから拝借した、Bellcoinの価格チャートです。
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 BELL = 0.291775 円です。約 3.5 BELL を集めれば1円相当になります。なかなか高い値段が付いていますね。
なお、Bellcoin関連グッズがいくつか販売されています。Tシャツとマグカップが欲しい。
参考 Bellcoin アイテムSUZURIBitZeny
BitZenyは、2014年11月8日に運用が開始された、「普通のPCで採掘できる仮想通貨」です。
Bitcoinなどの主要な仮想通貨のマイニングには高価な専用機器が必要ですが、BitZenyなら「普通のPC」でマイニングできます。
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 ZNY = 0.159901 円です。約 6 ZNY を集めれば1円相当になります。
下図チャートを見ればわかるように、2017年末から2018年の初めにかけて、強烈なバブル上昇が発生しました。反面、バブル期前後の価格はとても低く、ほぼ海抜ゼロメートルを飛行し続けている状況です。
VIPSTARCOIN
VIPSTARCOIN は、次のコンセプトで開発が進んでいるコインです。
楽しさを、買おう。
VIPSTARCOIN (VIPS) は5ちゃんねるニュー速VIP板発祥の仮想通貨(暗号資産)です。
国産仮想通貨として多目的に利用されること、
ひいては寄付への利用で世界に貢献することを目指して開発が進んでいます。強いコミュニティの力で運営し、盛り上げていきます。
VIPSTARCOINは、有志のコミュニティによって開発されており、株式会社VIPSTARもそのコミュニティの一員として参加しています。
株式会社VIPSTARは、法人格および資金を生かした次の活動を行っています。
- VIPSTARCOINの発行、開発、運用
- 独自ブロックチェーン構築及びDApps開発、技術提供、コンサルティング
- ソーシャルゲーム企画、開発、運用、コンサルティング
- IoT企画、開発、運用、コンサルティング
- 各種イベントの企画、運営、開催
実在の法人が運営母体となっていて、資本が必要な活動を支援できることは、当コインを広めていく上でとても良い点だと思います。
今日、2021年6月19日現在の価格は、1 VIPS = 0.00432823 円です。約 230 VIPS を集めれば1円相当になります。
まとめ
さて、上記の通り、合計8種類のコインの簡単な説明やチャートを紹介してきました。なかなか高い価格(価値)が付いているMONA、上下の乱気流に巻き込まれながらも飛行続けているKOTO、その他の銘柄は地上走行をしているのではないかと思えるような低価格に甘んじています。
しかし、2020年後半辺りから現在にかけてのチャートを拡大してよーく見てみましょう。若干ではありますが、何やら動きが発生しているようです。つまり、誰かが買っているということです。
例えば、下図は2020年10月1日から今日、2021年6月20日までの価格チャートですが、しばしば出来高と価格Pumpが発生していることを確認できます。大口が仕込んでいるのでしょうか?
今、仮想通貨王者のビットコインの価格が安定しておらず、「今回のバブルはこれで終わり。また冬の時代がやってくるだろう。」と主張している人も少なくありません。
しかし、もし現在のビットコインの下落が単なる調整で、これからビットコインの価格上昇が始まり、バブル再開となったらどうでしょう。主要なアルトコインの値段が上がり、中小の草コインの値段が上がり、そして最後に、ここに書いたような国産草コインにも資金が流入して大高騰する…というシナリオが実現する可能性はゼロではないように思います。
今、国産草コインに注目している人の数は限りなく少ないでしょう。ほとんどの人が関心を持たず、見向きもしていない今がチャンスかも知れません。
「当たればラッキー」程度の宝くじ感覚で少しばかり持っていても良いかと思います。
取引所でお金を出してまで買う価値があるのかどうか心配な方は、アルファフォーセットにユーザー登録し、無料で少しずつ集めてみてはいかがでしょうか。
注意点
最後にいつものお約束ですが…。
仮想通貨には大きなリスクがあります。すべてが自己責任の世界です。
そして草コインへの投資は限りなくギャンブルに近いです。
草コインを買っても必ずしも儲かるわけではありませんし、むしろ損することが多いということをよく理解した上で、自分の判断と責任で投資するようにしてください。