2017年のバブル時代に草コインを高値づかみした思い出 (XPとSPRTS)

草コインLovers

2017年末から2018年初めにかけて、いくつかの草コインが大暴騰を起こし、幾人もの億り人を出現させました。

私は遅れて参戦したので億り人にはなれず、それどころか大きな含み損を抱えることになりました。

草コインとは?

草コインとは、アルトコインの中でも特に時価総額が小さく、知名度も低い仮想通貨のことを言います。

芝生の上の草コインのイラスト

バブルの後期、突然、今まで聞いたこともなかったような草コインがTwitter上で彗星のように話題になり、凄まじい勢いの上昇が始まりました。価格上昇がいつまでも続くような雰囲気に飲まれ、「今すぐ買わないとチャンスを失う!」と、私も買ってしまいました。(少しですけど)

その後どうなったのかはもうおわかりかと思いますが、バブル終了とともに完膚なきまでに大暴落。その下落率は実に99%以上。ほぼ無価値になったと言っても過言ではありませんでした。

今日は、そんな草コイントレードの光と影を私に教えてくれた、「XP」と「SPRTS」を振り返ります。

XP (Experience Point)

eXperience Points (XP)

公式サイト https://experiencepoints.io/

XPは、バブル真っ盛りの2017年12月頃に突如話題になった草コインです。

eXperience Pointsは高利率のProof of Stake配当を特徴とする、暗号通貨の一銘柄である。コンピューターゲームにおいてみられる経験値に金銭的な価値を付与することを基礎的なアイデアとして始動した。略称はXP(読み:エックス・ピー)。

出典: Wikipedia

Proof of Stake とは

「Proof of Stake配当」とは、コインをウォレットの中に長期間保管しておくことで得られる報酬のこと。XPは、その配当率がとても高く設計されていました。

ウォレットに保管されているコインの数量が多いほど報酬を受け取れる確率が上がります。(=より多くの報酬を得られる)

つまり、

  1. コインをウォレットに保管する
  2. PoSで報酬がもらえる
  3. 報酬の分だけ残高が増える
  4. またPoSで報酬がもらえる
  5. 以下、繰り返し

…という仕組みにより、所有するコインが複利で増えていきます。

自分が所有するコインが増えていくのは嬉しい話のように聞こえますが、世界中のユーザーのウォレットでも同様にどんどん増殖していくのですから、インフレが発生し、コイン1枚当たりの市場価値はどんどん下がっていくのが普通です。

しかし、ときはバブル真っ盛り。インフルエンサーたちに煽られたたくさんの人々が「僕もXPが欲しい!」と殺到し、インフレを上回る買いが入り、信じられないような高騰が発生しました。ム〜〜〜ンッ❗🚀

バブルチャート

下図は、2017年11月1日〜2018年10月30日までの、1年間のXPの価格チャートです。

XPのバブルチャート

チャートの左端、11月1日の時点では0.00082673円でしたが、頂点となった1月5日には0.589397円になりました。約2ヶ月で712倍!1万円分買っておくだけで700万円以上の利益ですよ。夢がありますね〜。頂点で売り抜けられれば、の話ですが…。

私もXPを買ってみた

2017年12月頃、XPに関するツイートが目立つようになりました。

調べてみると、XPは国内取引所では入手できず、海外の取引所で値段が高騰しているらしい、ということがわかりました。

どうやら当時のイケハヤ氏がXPを「煽っていた」影響が大きかったようです。

参考 イケダハヤト氏の仮想通貨「XP」買い煽り行為について調べてみたはらですぎ

当時の私はイケハヤ氏のことをほとんど知らず、「急に『XP』というコインが話題になり、一足先に運用している人たちは大きな利益を出しているらしい。」程度の認識でした。

他人の成功を耳にすると自分も参加したくなるのが人情というもの。私も購入方法などを調べ、ビッグウェーブに飛び乗ることにしました。

下図の赤丸が私が飛び乗った(XPを買った)場所です。エリオット・ウェーブ第3波の頂点!w

草コインXPを購入

かなり危なっかしい場所での購入でしたが、その後により大きな波がやって来てくれたおかげで大きく儲か…りませんでした。何故なら1コインも売らなかったからです。

当時はまさかバブルが崩壊するとは思いもせず、「これからもぐんぐん伸びる、バラ色の長期銘柄」が手に入ったと錯覚していました。買っただけで安心してしまったのでしょう、その後は価格の確認もせずに放置していました。利確しなければ意味がないのに…。

買うときは「これからもぐんぐん伸びる」と思ってしまう。バブルが弾けて大暴落しても「またすぐに回復するさ」と思ってしまう。あのバブルの熱狂の中、冷静な判断ができませんでした。

今も冷静な判断ができているかどうか自信はありません。

その後

バブル崩壊後、仮想通貨市場から資金が抜け、XPの価格も暴落しました。

PoS報酬を得て少しずつコイン数が増えていくことが楽しくなってきた私は、XPをちょくちょく買い増してはウォレットに追加していました。また来るであろう草コイン高騰時代に備えて、コツコツと増やしていくんだ…と淡い期待を胸に。

悲劇はその後にやって来ました。

インフレによって地に落ちたXPコインの価値を上げるべく、2019年11月、「旧XP」から「新XP」へ、200:1の割合でスワップ(交換)が行われました

このとき、旧XPウォレットと新XPウォレットを同じPCで動作させていたのですが、新XPウォレットのパスワードを紛失してしまったのです。いわゆる「セルフGOX」です。

PC上でウォレットは起動できるのですが、パスワードがわからないため、残高確認も送金もできません。ウォレットのXPを動かせない状態。取引所に送金して売ることも不可能です。

それまでコツコツと集めてきたものが、すべてが無駄になりました😭

SPRTS (Sprouts 通称「もやし」)

Sprouts (もやし) Eye Catch

公式サイト https://sprouts-coin.org/

Sprouts (通称「もやし」) は、2015年に海外で誕生した草コインです。

このコインもPoS通貨であり、ウォレットにSPRTSコインを入れておくだけで1日当たり約2%という高配当が得られることで話題となりました。

しかし、その後約3年に渡って開発停止の期間が続き、その間に発行数が増え続けたため、コインの価値が希釈されてインフレ状態に陥ってしまいました。

そんな中、2018年1月、Sproutsに可能性を見出した日本の有志たちによって新しい非公式運営が組織され、3月には旧運営から新運営チームへ正式譲渡されました。

そして、同年7月7日の七夕の日、PoS報酬の抑制とバーン機能の実装をするためのハードフォークを行い、新しいSproutsとしての再出発を図りました。

コミュニティの賑わい

DiscordのSproutsコミュニティでは、投げ銭(レイン)を初めとした多くのイベントが不定期に開催され、市場が下落トレンドの中でも人気を博していました。

例えば、「レイン」という、オンライン状態のユーザーにSPRTSコインを配るイベントがありました。

Sproutsコニュニティでは「レイン」のことを「水やり」と読んでいて、指定した数量のSPRTSコインをコミュニティの皆さんに分配できます。

単に「レイン」という実行コマンドが「水やり」という名称に変更されていただけでなく、実行したタイミングや数量に応じていろいろなイラストが表示される、楽しい仕組みが組み込まれていました。

水やりイベント

また、水やり以外にも、いろいろなイベントが用意されていました。

  • バレンタインデー … 自分の持っているSPRTSを消費して、チョコケーキを作る。ケーキができあったたらみんなに配布される。
  • 鬼の乱 … SPRTSを節分の豆のように投げて鬼退治する。鬼を退治するとそれまで貯まっていたSPRTSがユーザーに配布される。
  • お焚き上げ … 自分のもっているSPRTSをバーンする。市場に流通しているSPRTSが減るので、SPRTSの価格が上がりやすくなる。
  • 祭り(下図) … 祭りのイラストに対してスタンプを押す。指定された数以上のスタンプが押されると、スタンプを押した人たちに報酬が分配される。

下図は「祭り」を実行したときの様子です。]

Sprouts 祭り

SPRTSは価格が安く、お互いに気楽に気前よくレインや祭りを開催でき、ほんとに楽しいコミュニティでした。

コミュニティの凋落

以上のような、面白いイベントや仕掛けがたくさんあったのですが、2019年6月にDiscordの仕様変更が行われ、イベントを司るBotたちが動作しなくなってしまいました。

また、日本の仮想通貨関連の法律が改正され、他人の資産(コイン)を預かる業者は「仮想通貨交換業者」として金融庁に登録し、コールドウォレットでの厳重な管理が必要ということになりました。

上記のイベントで使用されるSPRTSは、ユーザーがDiscord上のウォレットに預けていることになり、コミュニティの管理者が「仮想通貨交換業者」となり、SPRTSをコールドウォレット上で管理する責任を負うことになります。

管理者たちは完全なボランティアですので、国が求める厳しい基準をクリアすることはまず無理です。

Discordの仕様変更にするBot停止に加えて仮想通貨交換業者に対する厳しい規制が原因となり、管理者たちが去っていき、2021年6月現在、Botも動かず、イベントも開催されない、数人が挨拶を交わすだけのDeadコミュニティとなっています。

一応、コアな有志たちによる再建計画もあるようです。ただ、それがいつどのような形で再起動されるのかのアナウンスはありません。

もやしのバブルチャート

下図は、2017年11月1日〜2018年10月30日までの、1年間のSPRTSの価格チャートです。(期間は上記のXPのチャートと同じです)

SPRTS(もやし)価格チャート

11月1日は0.00006188円でしたが、1月5日の価格は0.00075217円、翌1月6日にはその6倍の0.00365003円となって頂点に到達。11月頭から約60倍の高騰となりました。

当時、XPの噂を聞いていた人たちの多くが「僕も、私も、XPのように、派手に値上がる草コインを買いたい!」と考えていたはずです。

そこにやって来たSPRTS高騰のニュース。

  • 今、草コインが熱いッ!
  • XPには乗れなかったからSproutsに賭けよう!
  • インフルエンサーの〇〇さんが推しているんだから、これからも値上がるはず!
  • 値上がって手が届かなくなる前に買いたい!
  • 今すぐ乗ろう、このビッグウェーブに!

このような熱気に背中を押された多くの人達によって、上図のバブルチャートが形成されていきました。

私もSPRTSを買ってみた

実は、私も、そんな熱気に背中を押された一人です。

恥を忍んで告白します。下図の赤丸が私が飛び乗った(SPRTSを買った)場所です。

SPRTSを掴んだ場所

はい、まさにド頂点 of 頂点でした❗😭

買った直後から恐ろしい勢いで下落が始まりましたが、「またいつか上がるでしょ」と悠長に構えていましたし、これまた買っただけで安心してしまい、その後の価格チェックもろくにしていませんでした。

気づいたときには価格は地を這うような状態になっていました😭

それでもコミュニティは活気を失っておらず、ときどき開催される「レイン祭り」や「鬼の乱」を楽しむことができていました。私もこれらのイベントで数億枚のSPRTSを得られました。

しかしながら、上記の通り、イベントを司るBotの動作が止まってから、コミュニティの活気も徐々に失われてしまいました。そりゃそうですよね。コミュニティの楽しさであったレインや祭りが一切開催できなくなってしまったのですから。

まとめ

この一連の草コイン騒動から私は次のことを学びました。

  1. 草コインは星の数ほどあり、どれが値上がるのかは神のみぞ知る。まず当たらないと考えるべし。
  2. 草コインを買うとしても、余剰資金の中のさらに余剰資金だけを投じるべし。
  3. ツイッターで話題になるときにはすでに多くの先駆者が仕込み済みである。
  4. 遅れて参入してはならない。それは先駆者のカモになるようなもの。
  5. 有名なインフルエンサーが「今が買い」と言っても、そのインフルエンサーが売り抜けるために煽っているという可能性を考えよう。
  6. 急激な上昇は長く続かない。その後には暴落が来る。
  7. 長期目線の投資と考えてはならない。必ず短期で売り抜けるべし。

草コインには宝くじのような一発逆転の魅力がありますが、そのラッキーくじを得るためには、広く情報を収集し、多くの群衆が気づく前にこっそり仕込むことが重要です。そして、市場が加熱してきたら少しずつ売却するようにしましょう。

さて、当時の自分のアホさを赤裸々に語りましたが、あれから約4年が経ち、今の自分は果たしてどのくらい成長したのでしょうか。

昨年はZ502のDeFiでD502報酬を得ましたが、その後のZ502プロジェクトの動向を追っていません。今年に入ってからVPSを買ってみましたが、しばらく価格もチェックしていません。

D502 x Z502 Ready to launch Z502のDeFi計画「D502」が発表!ETHやADAでのステーキングもできるらしい D502 - The DeFi Project of Z502 Z502でステーキング収穫したD502で更にD502を収穫してみた

「ちょっと参加してみて、それで満足してしまい、その後は放置し、いつの間にか旬が終わっている」という私は行動パターンは今の健在です。

うーん、あまり成長できている気がしないなぁ😅

ところで、このブログ記事の最初ではXPの2017年11月1日〜2018年10月30日のチャートを紹介しましたが、その後、現在までチャートの右側を延ばしていると…。

XPの最近までのチャート

2019年11月頃から突然価格が上がり始めていますね。基軸通貨のBTCの価格情報の影響でXPの市場価格が上がっているだけかもしれませんが、XPはゲーム関連銘柄ですし、コミュニティも未だ活発ですので、今後何らかのチャンスがやってくるかもしれませんね。

最後に

最後にお約束ですが…。

仮想通貨には大きなリスクがあります。すべてが自己責任の世界です。

そして草コインへの投資は限りなくギャンブルに近いです。

草コインを買っても必ずしも儲かるわけではありませんし、むしろ損することが多いということをよく理解した上で、自分の判断と責任で投資するようにしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です