FTXから出金できない!資産が凍結され、事実上のGOX状態に

FTXから出金できない

2021年11月16日、世界有数の仮想通貨・暗号資産の取引所である「FTX」へ日本からログインできないという事件が発生しました。

11月23日現在、この問題は解消され、再び日本からログインできるようになっています。しかし、新規アカウント登録はできません。

私は今年初め頃にアカウントを開設済みで、いくらかの資金を入れてあります。再びログインができるようになって喜んだのもつかの間、資金を退避(国内取引所へ送金)できないことが判明しました。

一時的なFTXログイン不可の顛末

私が事態に気づいたのは16日の午後。きっかけは、とむいさん (@tomui_bitcoin) のツイートでした。

私のパソコンからアクセスしてログインを試みると、「あなたの国ではFTXは利用できません」のメッセージが表示され、ログインができないことが確認できました。

「FTX is not available in your country」メッセージ

Twitterには「スマホのアプリではログインできる」「VPNを経由して外国からアクセスすれば大丈夫」などの報告がありましたが、日本からのWeb経由の直アクセスでログインができないのは不安ですよね。

また、ログインができなければ取引履歴をダウンロードできず、確定申告のための正確な損益計算もできなくなってしまいます。

数日後にはこの問題は解消されました。

一時的に日本からのログインができなくなった原因はFTX側の設定ミスだったのではないか?という憶測もありますが、日本からのアクセスを本格的に禁止する前のテストとも考えられます。

私もFTXにいくらか資金を入れてあったので、これを機に撤退(国内取引所へ出金)しようと考えましたが、これまで本人確認手続き(いわゆる「KYC」)を怠っていたため出金できないことが判明。

急いで本人確認を行おうとするものの、「Users from JPN cannot trade on FTX」(日本からのユーザーはFTXで取引できません)というメッセージが表示され、私が送信しようとしている本人情報を受け付けてくれません。

私がFTXにアカウント登録した頃は本人確認をしなくてもトレードはできたのですが(出金できたかどうかは不明)、国際的なマネーロンダリング対策などによって規制が強化され、いつの間にかトレードにも出金にも本人確認が必須となっていたようです。

FTXに入れていた資金は、当時の価格で20万円くらいだったと思います。その資金でアルトコインのトレードをして資産を減らし、面倒くさくなってそのまま放置していました。ところが、いくらか残っていたBTCがこの1年で大きく伸び、現在、時価で約50万円くらいになっています。

こんな大金が凍結されてしまうのは一大事です。しかし、FTXのサポートに問い合わせましたが、返答がなく、どうしようもない状況です。

FTYとしては、日本人の新規登録を禁止してからしばらく経った今になって、例外的に私のKYCを認めるわけにはいかないでしょう。

問い合わせへの回答くらいはしてくれてもいいじゃないか、特例で認めてくれてもいいじゃないか…と思いますが、期待するだけ無駄なのかもしれません。

損失計上はできないらしい

資産を失ったに等しいわけですから、この損失を今年度の利益にぶつけ、利益を圧縮して税金を少しでも安くしたいところですが、それはできないようです。

こちら↓がその理由です。

仮想通貨取引所の閉鎖や、送金の際のアドレス間違いで仮想通貨を紛失(いわゆるGOX)してしまった場合の税務上の取り扱いについては、まだルールが決まっていない状況です。

失った通貨を損失として計上できれば、利益と相殺して税額を低く抑えることができるため、損失としたい方が多いかと思います。

しかし、取引所の閉鎖については、再度サービスを開始する可能性があること、送金間違いでは、本当にアドレスを間違えて送金したことを証明することが難しいなどの理由があるため、一般的には失った通貨を損失とすることは難しいと言われています。

仮想通貨を紛失してしまった場合の取り扱いについては、税務署または税理士に相談してください。

出典: COINPOST x Aerial Partners

仮に仮想通貨が「生活に通常必要でない資産」に該当する場合は上述した通り、災害又は盗難若しくは横領による損失額はその年または翌年の譲渡所得から控除できます。
(GOXが災害又は盗難若しくは横領にあたるかかという問題は後述)
ただし、あくまで譲渡所得からの控除ですので、仮にGOXする前に多額の利益が出ていた場合であっても、この雑所得からはGOXの損失額を控除することができません。

出典: Mondepal Consulting Group

確かに、FTXが将来的に「再度サービスを開始する可能性がある」ことを否定できません。

また、「災害又は盗難若しくは横領による損失」でもありませんし、暗号資産のトレードによる利益は譲渡所得ではなく雑所得なので、今回の損失額をぶつけることはできない、ということになりそうです。

ただ、損金として処理できる可能性があるのではないか、という見解もあるようです。

個人的な見解ですが、仮想通貨が「取引所の問題で」戻ってこないことになった場合は、損金として処理できる可能性があります。

すなわち税務上「貸倒損失として処理できる場合」に 該当する場合は損金にできる可能性は残されていると考えます。このあたりは非常に判断が難しいことに加え、税務調査があった場合に非常に突っつかれやすい部分になります。

税理士の方に相談されることを強くお勧めします。

出典: MINKABU

税理士に相談することを勧められていますが、暗号資産に精通している税理士の契約料・相談料って高いんですよね。先日、ある税理士の方にお見積りをお願いしたのですが、今回の損失額以上を提示されて驚きました。

悔しいですが、素直に諦めるしかなさそうです。

まとめ

これでGOX経験は3回目です。最初は草コインXPの自己GOX。2回目はDOBI Exchange。そして、今回のFTX。

Z502 GOX at DOBI Exchange [悲報] 仮想通貨取引所DOBIがZ502を大量持ち逃げして大GOX事件が発生

FTXは海外取引所ですが、Yahoo! で「世界的な金融機関」と紹介されるくらいの大手なので安心していました。安心というより油断でした。まさかKYCを怠っていたために資金凍結を食らうとは…。

というわけで。

海外の取引所にに置いておく資金は、無くなっても良い数量だけに留めましょう。国内取引所は海外取引所に比べれば安全だと思いますが、それでも万全ではありません。

面倒くさかったり出金手数料がもったいなかったりしますが、こまめに自分のウォレットに出金して資産を守りましょう。

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