Bellcoinのマイニングやフォーセットで取得したBellcoinを貯めておくには、ウォレットが必要です。
Bellcoinのウォレットは公式サイトで公開されており、自分の環境に合ったものをダウンロードしてインストールします。
目次
ダウンロード
公式サイトの「Wallet」セクションからダウンロードします。
参考 ウォレットのダウンロードBellcoin | Let's ring your bell of life.この記事を書いている時点でのバージョンは 1.0.2.1 です。
ありがたいことに、Ubuntu 18.04 64bit 用のウォレットも実行形式で用意されており、ダウンロードしたファイルを展開するだけで利用できます。
私の知る限り、Ubuntu用(Linux用)のウォレットを用意してくれているコインは珍しいです。
今回、私は、Ubuntu 18.04 と同等の Linux Mint 19.3 を使用するので、Ubuntu用のウォレットをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを展開すると、「bellcoin-1.0.2.1-linux」というディレクトリの中に次の4つのファイルが出現します。
- bellcoin-cli
- bellcoin-qt
- bellcoin-tx
- bellcoind
ウォレットのプログラムは「bellcoin-qt」です。
他のファイルはコマンドラインから使うプログラムで、とりあえず無視しておいて構いません。
これらのファイルを適当なディレクトリにコピーまたは移動すれば設置完了です。
私の場合、自分のhomeディレクトリ下の ~/crypto/bellcoin というパスに置いています。
セットアップ
どのOSでも手順はほぼ同じです。
ウォレットの実行
Linuxの場合は端末から ./bellcoin-qt を実行、Windowsの場合は bellcoin-qt.exe をダブルクリックしてウォレットを起動します。
下図のように、ウォレットのデータの保管場所を尋ねられます。通常は既定の場所で問題ありません。
続いてブロックの同期が始まります。かなり長い時間(数日間?)がかかりますが、終わるまでひたすら待ちましょう。
その間に、ウォレットの暗号化とバックアップを済ませましょう。(同期が終わってからでもできます)
ウォレットの暗号化
ウォレットを暗号化することでセキュリティ性を高められます。
メニューの [設定] > [ウォレットの暗号化] を選択してください。
ダイアログが表示されるので、上下の欄に同じパスワードを入力して [OK] ボタンを押すだけ。
ちなみに、私は英数記号の混じったランダムな必ず20文字以上のパスワードを使用するようにしています。
例: u-jyp!1&oITxCW7o@Twh (20文字)
ランダムなパスワードを作るにはこちらのサイトが便利です。
参考 LastPassRandom Password Generatorパスワードを決めたらウォレットに戻って入力します。
[OK] ボタンを押すと、下図のように「あなたのBellcoinはすべて失われます!」とビビるメッセージが表示されますが、問題ありません。「万が一パスワードを紛失しちゃうとウォレットからBellcoinを取り出せなくなるよ」という意味です。ですから、繰り返しになりますが、パスワードは超重要です。
[Yes] ボタンを押して実行します。ウォレットの暗号化に成功したら、ウォレットの再起動させる必要があります。[OK] を押すとウォレットが終了するので、終了後に再度起動します。
ウォレットのバックアップ
次にウォレットのバックアップを必ずしましょう。
もしパソコンが壊れてウォレットが破損しても、バックアップさえあれば保管してあったBellcoinを復活できます。(パスワードも必要です)
そして、できれば複数の場所に保管しましょう。私は2台のパソコンと2本のUSBメモリスティックに保管しています。
メニューからバックアップする
メニューの [ファイル] > [ウォレットのバックアップ] を選択するとデータの保存場所を尋ねられますので、適当な場所に保存しましょう。
ウォレットのファイルを直接コピーする
WindowsのエクスプローラーやMacのFinderなどのファイル管理ツールを使って、ウォレットのデータを直接コピーしてもOKです。
バックアップすべきファイルは、ウォレットのデータの保管場所の下にある、wallets というフォルダ内の、wallet.dat というファイルです。
Linuxの場合、既定で ~/.bellcoin/wallets/wallet.dat になります。
アドレスの確認
マイニングするときは、自分のウォレットのアドレスを指定し、取得したコインがそのアドレスへ送金されるようにします。
ウォレットのアドレスは、メニューの [ファイル] > [受け取り用アドレス一覧] から確認します。
2020/11/24 追記
私がマイニングを始めた頃に「Bellcoinをマイニングするなら大文字『B』で始まるアドレスを使う」と聞いたので、ずっとそうしていたのですが、今はどちらでも構わないそうです。
Discordで桔梗さんに確認したところ、下記ツイートの内容の不具合があったため、ソロマイニングする場合に大文字「B」で始まるアドレスを推奨していたそうです。プールマイニングの場合は小文字「b」で始まるアドレスでも問題なく、現在はソロマイニングでも不具合は修正されているはず、とのことでした。
リリースした #Bellcoin のチェーン、問題がなさそうなことがほぼ確定した事をお知らせします(◍•ᴗ•◍)
・cpuminer-optを使っていて、
・ソロマイニングしていて、
・ブロック高が256未満の状態で、
・BIP34が有効になっているこれらの条件を満たす場合のみ、ソロマイニングが失敗する(続く)
— 桔梗(キキョウ) (@bellflower2015) September 12, 2018
まとめ
以上でBellcoinのウォレットのセットアップは完了です。
まとめますと…
- 公式サイトからウォレットをダウンロードする。
- ウォレットを起動して同期するまでひたすら待つ。(長い時間がかかる)
- ウォレットを暗号化する。(必ずパスワードを書き留める)
- ウォレットのバックアップを取る。
- アドレスを確認する。
難しいですか?簡単ですよね?
BellcoinはPoS通貨ではないため、ウォレットを常時起動しておく必要はありません。
時々ウォレットを起動して同期させ、マイニングやフォーセットで貯まったBellcoinを確認してホクホクしましょう。
Bellcoinのマイニングについての全体的な手順は別記事で紹介しています。

アルファフォーセットを利用して無料でBellcoinをゲットすることもできます。
