多機能チャートツール「TradingView」が今年もブラックフライデーセールを開催中です。最高プランの「Premium」は通常価格の 60% オフで購入できます。
私は2017年10月に仮想通貨・暗号資産のトレードを始め、それ以来ずっと「Pro」や「Pro+」を有料購読してきましたが、保存できるチャートの上限数が窮屈に感じられるようになってきたため、今回、ついに「Premium」を購入しました。
目次
TradingViewとは
TradingView(トレーディング・ビュー)とは、米国企業「TradingView Inc」が開発・運営している多機能チャートツールです。
国内取引所の Bitbank や海外取引所の BINANCE など、様々な取引所でチャート表示のために画面に組み込まれています。
下図は Bitbank のデフォルトのチャート。左下に TradingView のロゴ(旧バージョン)が表示されていることから、このチャートは TradingView を使って表示されていることがわかります。
取引所の組み込まれた TradingView は、その取引所用にカスタマイズされており、選択できる銘柄もその取引所で取り扱われているものだけに限られます。いわば、機能限定版、銘柄限定版の TradingView です。
それに対して、本家 TradingView は、世界中の多くの取引所の多くの銘柄を選択でき、使用できるツールも豊富です。仮想通貨・暗号資産だけに限らず、株や為替など、とても幅広い範囲から銘柄を選択できます。
ブラックフライデーとは
ブラックフライデーとは、11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことで、TradingVIew では例年大きな割引セールが開催されます。
ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。
アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。また、年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある。
2020年は11月27日、2021年は11月26日、2022年は11月25日、2023年は11月24日にあたる。
日本語では黒字の金曜日とも訳される。
出典: Wikipedia
今年のブラックフライデーセールは、「Pro」プランの年間料金が 40% オフ、「Pro+」プランの年間料金が 50% オフ、そして「Premium」プランの年間料金が 60% となっています。
1ヶ月の無料期間も付いてくるので、実質13ヶ月での利用料金となります。
各プランの比較
TradingView には、無料で使える「Basic」から最高プランの「Premium」まで、4つのプランが用意されています。一覧表にして比較してみましょう。
価格の比較
料金プラン | Basic | Pro | Pro+ | Premium |
---|---|---|---|---|
通常年間料金 | 無料 | 20,631 円 (179.4 ドル) | 41,331 円 (359.4 ドル) | 82,731 円 (719.4 ドル) |
セール割引料金 | 無料 | 12,420 円 (40% OFF) | 20,585 円 (50% OFF) | 33,120 円 (60% OFF) |
日本円での価格は、1ドル = 115円で計算しています。(2021年11月24日現在)
どのプランを選んでも大きな割引が適用されるので、有料登録するのならば、このブラックフライデーのセールを狙うのが良いと思います。
幸い、私は2017年10月に仮想通貨トレードを始め、その1ヶ月後にブラックフライデーセールで購入することができました。以後、毎年この時期に更新手続きをしています。
とは言うものの、「Pro」プランでさえ1万円以上しますので、「お金がもったいないなぁ」と感じる方もいらっしゃるかと思います。トレードを始めた頃の私もそうでした。
その頃、私はトレードを学ぶがめの某サロンに入会したのですが、そこで「金を稼ぐためのツールをケチってはいけない。必ず TradingView の有料プランを契約しなさい。」と言われ、しぶしぶお金を払ったのでした。今でもよく覚えています。
初心者の方はまず無料の「Basic」プランから始めると良いと思いますが、操作に慣れてきたら有料プランを購入することをお勧めします。
無料プランと有料プランの間には、機能面で雲泥の差があり、有料プランの便利さは、一度有料プランを購入したら二度と無料プランに戻りたくなくなるほどです。
機能の比較
機能面での違いを一覧表にして比較してみましょう。
料金プラン | Basic | Pro | Pro+ | Premium |
---|---|---|---|---|
広告 | あり | なし | なし | なし |
1画面に表示できるチャート数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
チャートレイアウトの保存数 | 1 | 5 | 10 | 制限なし |
チャート毎の最大インジケーター数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
アラート数 | 1 | 20 | 100 | 400 |
更に詳しい相違点は、こちらのページで確認できます。
「1画面に表示できるチャート数」は、画面をいくつに分割して別々のチャートを表示できるか、です。個人的には「4」は欲しいところ。
この例↓のように、異なる時間足での値動きを観察したり、
この例↓のように、異なる銘柄の値動きを比較することが容易になります。
ちなみに、分割表示されたそれぞれのチャートをボタン一つで最大表示できます。(4つに分割したレイアウトと、そのうちの1つだけを表示するレイアウトを切り替えられます。)
こうしたレイアウトをいくつまで保存できるのかは、上表の「チャートレイアウトの保存数」の通り、プランによって異なります。私が使用してきた「Pro+」での上限数は「10」で、長らく必要十分でしたが、海外取引所でいろいろな銘柄を見て回るうちに足りなくなってきました。
それが今回「Premium」プランにアップグレードした理由です。
まとめ
以上、TradingView のセール、各プランの違い、私がアップグレードした理由などをご紹介しました。
今年はバブル相場である程度は儲けることができそうなこともあり(年末までの利確次第ですが)、「金を稼ぐためのツールをケチってはいけない」の教え通り、手狭に感じられ始めた「Pro+」から「Premium」へアップグレードしました。
どのプランを丁度よいと感じるかは人それぞれです。私もここ2年間は「Pro+」で十分でしたし、「Pro+」が最もコスパが良い気がします。
来年、バブルが弾けて稼げなくなったら、「Pro+」や「Pro」にダウングレードするかもしれません😅
TradingView はとても奥が深いツールで、私は TradingView が持つ可能性の 5% も使えていません。今後もどんどん TradingView を使い込んでコスパの向上に努めたいところです。時間があればインジケーターの開発にも取り組んでみたいですね。
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