中国の仮想通貨取引所であるDOBI Exchangeのメンテナンスがなかなか終わらない…サイトにアクセスできない…どうなっているの?何だか怪しくない?という雰囲気が漂っていましたが、どうやら運営にトンズラされてしまったようです。
DOBIに置いていた顧客資産は持ち逃げされた状態です。仮想通貨(暗号資産)が取り出せない状態…つまり「GOX」されてしまいました。多くの日本人がZ502を預けていたようで、GOXされているZ502は35億にもなります。35億ですよ!
DOBIのウォレットに保存されているZ502はこちら↓のEtherScanで確認できます。
参考 DOBIにGOXされている35億ものZ502EtherScan私は、ある程度をDOBIに預け、残りはMyEtherWalletに出金してありましたので、全額GOXは免れました。DOBI上場後は全額を入金したものの、売れる見込みがないと判断し、引き上げていたのが幸いでした。
調べてみると、@GlitzkoinToken というアカウントがDOBIから撤退する旨をツイートしているのを見つけました。
ここには「中国の最新の法律が仮想通貨ビジネスを厳しく制限するため、DOBIは事業を停止する」と書かれていますね🤔 https://t.co/AIsRByYd3s
— 初心者まなぶ (@altbtm) July 23, 2020
画像を引用します。
日本語訳
中国における、プライベートな仮想通貨事業を厳しく制限することを目的とする最新の規制により、DOBI Exchangeは中国における事業を停止することを余儀なくされた。
これにより、GTNはDOBI Exchangeでの取引活動を停止した。トークンは他の上場済み取引所で今後も取引できる。
Z502の運営からは同様のアナウンスメントは出ておらず、法的手段に訴えることを検討していると表明しているので、Z502の運営にはDOBIから何の事前通知もなかったのではないかと推測します。
でも、果たして国境をまたいで仮想通貨の盗人を捕まえるのか。中国の警察に被害状況を説明して…うーん、かなりハードルが高そう。
これまでDOBIから上場廃止するというアナウンスがあったと思ったら再上場したり、突然USDT建てになったり、どうも「安定」していない印象がありました。それが今回の事件の伏線だったのかもしれません。
私がトレードを学んだ某トレーダーは「取引所に資産を預けっぱなしにするなんてアホ。飲み屋のオヤジに『また来るから』と財布を預けるようなものだ。」と繰り返し言っていましたが、そのとおりですね。高い学習代になりました。
2020年8月3日 追記
@dobiscam というアカウントを見つけました。ずっと前から怪しさを指摘されていたようです。これを知っていればもっと警戒していたのに…。