【Bitbank】 2020年後半、上昇相場の中、ドルコスト平均法でビットコインを積み立ててみた

ドルコスト平均法でビットコインなどの暗号資産をコツコツ積み立ててみた

2020年の春、ビットコインが長期的な上昇トレンドに転じたと確信した私は、ドルコスト平均法を用いたビットコインの積立を始めることにしました。

しかし、実際に始めたのは6月の初めでした。4月と5月はコロナで学校や保育園が休校・休園となり、私が仕事をほぼ休んで子育てすることになり、時間が取れなかったためです。

2020年の後半、ビットコインの上昇トレンドが続きました。毎日500円というワンコイン積立なので大きく儲けたわけではありませんが、かなり良いパフォーマンスが出ました。利確していないのでまだ含み益の状態ではありますが。

この記事では、この約半年間の成績を振り返ります。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法のイメージ

株や暗号通貨などを、定期的に一定の金額分を購入していく投資方法のことを「ドルコスト平均法」といいます。最近人気のiDecoや積立NISAもドルコスト平均法を用いた投資方法です。

ドルコスト平均法では、相場の変動にかかわらず、常に一定の金額分を購入・積み立てていきます。

例えば、毎日1,000円のビットコインを購入すると決めたとします。

  1. ある日の 1 BTC の値段が100万円だった。1,000 円分の 0.001 BTC を購入する。
  2. 次の日に 1 BTC が90万円に値下がった。この日も 1,000 円分の 0.00111 BTC を購入する。
  3. 次の日は 1 BTC が110万円に値上がった。この日も 1,000 円分の約 0.00083 BTC を購入する。

このように、値段が高い時は購入する量が少なくなり、逆に値段が安い時は購入する量が多くなります。

一気に資金を投入してどどーんと儲けることはできませんが、購入時期を分散させることでリスクを減らし、投資先の長期的な成長からの利益を期待できます。

何故ドルコスト平均法なのか?

安いときに買い、高いときに売り、下がりそうなときにショートする。それがトレードというもの。毎日コツコツ積み立てるなんて単純すぎない?

そう思っていた時期が私にもありました。

けれども、実際にドルコスでビットコイン毎日定期購入を始めてみて、この方法が私に合っていることがよくわかってきました。

メンタルの状態に左右されない

当ブログにはいっちょ前に市況分析をしている記事もありますが、何を隠そう、私はトレードが下手です。チャートにいろいろな線を引いて予想を立てはするものの、予想が外れたときの対応の仕方がダメなのです。メンタル弱すぎ。

下落の底でガッツリ買って、高騰の頂点で売り払う。そんな派手なトレードに憧れるものの、自分の実力からするとそれは夢のまた夢。本業や家事も子育てもあるので四六時中チャートとにらめっこしているわけにもいきませんし。

つまりは…

  1. トレードの腕に自信がない。実際に下手である。
  2. 時間的余裕もない。
  3. 限られた時間の中で成果を出そうと焦ってついついポジってしまう。
  4. 損切りや塩漬けになってますます自信がなくなり、焦る。

…という悪循環です。

Twitterで値動きをバンバン当てて儲かっているトレーダーさんたちを見ると「自分も」と思って取り組んでみる。でも、やっぱりダメだ…。焦っちゃだめだ。不安になっちゃダメだ。平常心で臨まなくては。それはわかっているんだけれど…。

ドルコスト積み立て方式は、毎日決まった時間に決まった金額分を心を無にして買えば良いので、そんな悩みから自分自身を解放できます。

MEMO
人間には欲があるので、心を無にするのは難しいものです。

「もう少し値下がってから買おうかな…」とか「今すぐ飛びそう!いつもより多く買ってガッツリ儲けたい!」とか、毎日決まった金額でコツコツ買うというルールを破りたくなります。

このような自分の心理に左右されて売り買いすると、多くの場合はろくなことになりません。

私はルールを守るのが難しかったので、後述のようにプログラムを利用することにしました。プログラムに任せれば、本当の「無心」になれますよ。

どんどん上昇していく相場でも購入できる

2020年の秋はビットコイン無双の季節でした。

「うわっ、こんなに上がったのか。買っておけばよかった。もう少し下がったら、今度こそたくさん買おう。」

そう思っている私(や多くのトレーダーたち)を尻目にどんどん価格が上昇していってしまいました。まさに「押し目待ちに押し目なし」の相場でしたね。

ビットコインと月見兎 ビットコインを安いうちに仕込むことの難しさを痛感した2020年の秋

でも、ドルコスト平均法なら大丈夫。価格が上がろうが下がろうがとにかく定額ずつ買うのですから、「値上がる前に全く買えなかった」ということはありません。少なくとも決めた金額分は買えています。

つい「上昇前にもっと買えば良かった」と後悔してしまいますが、「少しだけだけど、買っている」という事実が心を癒やしてくれます。

取引所の積み立てサービスは?

取引所に毎日決まった時間にアクセスして購入するのは面倒ですし、つい忘れてしまったりします。

国内取引所のコインチェック (Coincheck) とビットフライヤー (bitFlyer) が提供している積み立てサービスを利用すれば、全自動で積み立てしてくれるので楽ではありますが、価格に取引所の利益(手数料、スプレッド)が上乗せされているため、市場よりかなり高い価格で買うことになります。

Coincheckつみたて

まずはコインチェックが提供している「Coincheckつみたて」を見てみましょう。

参考 CoincheckつみたてCoincheck

こちらのサイトによるとスプレッドは6〜8%ほどのようです。(常に変動します)

bitFlyer かんたん積立

2021年1月、bitFlyerの「bitFlyer かんたん積立」が始まりました。

参考 暗号資産(仮想通貨)積立サービス「bitFlyer かんたん積立」の提供を開始しました!bitFlyer

このサイトによると、BTCのスプレッドは3%程度、ETHやMONAなどのアルトコインのスプレッドは5%以上のようです。

結論

仮にスプレッドが5%だったとすると、単純に考えて、買った値段から5%以上値上がりしないと利益が出ないことになります。別の言い方をすれば、買った時点で5%の損をしていることになります。

このパーセンテージは決して小さくはありません。

したがって、やるべきことは次の2つです。

  1. 手数料の高い販売所で買うのではなく、手数料の低い取引所で買い注文を出して買う。
  2. 毎日忘れずに行うのは面倒なので、プログラムで自動化する。

プログラムを組むなんて難しそうと感じるかもしれませんが、HARUKAさん @harukalog が簡単に運用できるプログラムを公開してくれています。これを利用させていただきましょう。

詳しい紹介は後述するとして、その前に半年間の運用成績を公開します。

約半年間運用した結果

それでは、2020年6月1日から12月31日までの運用成績を発表いたします。

購入成立日数 162 日
合計投入金額 70388.8095 円
合計ビットコイン購入数 0.0538 BTC
時価総額 161200.3482 円 (1BTC = 2,996,289 円で計算)
含み益 90811.5387 円
利益率 約 229 %

利益率は、なんと、驚異の 229 パーセント❗(計算合っていますよね?)

半年間コツコツ貯めていたら倍以上になってくれました😍 ありがとう、ブル相場✨

162日というちょっと少ない日数になっているのは、入金するのを忘れていたり(Bitbankの日本円の残高がほぼゼロになっていました💦)購入が成立しなかったりしたことがあったためです。

ビットコインが値上がり過ぎたため、最後の一週間、500円ではほんの少ししか買えませんでした。来年からは額を増やさねば。

HARUKAさん公開のBitbank運用プログラムを利用

さて、肝心の運用プログラムですが、HARUKAさん @harukalogこのページで公開されている方法を利用させていただきました。

参考 【暗号資産積立】 bitbank(ビットバンク)のAPIで仮想通貨を自動で積立てしてみた(XRP・BTC・BCC・MONA・LTC ・ETH・XLM)HARUKALOG /ハルカログ

HARUKAさんは、「金融機関に勤務しており、今までにFP(ファイナンシャルプランナー)やDC(確定拠出年金)プランナー、証券外務員、法務、税務などの資格を取得」されているそうです。さすが専門家といった感じがします。

ブログには仮想通貨や暗号資産に限らなない、資産に関するいろいろなお役立ち記事がたくさんあります。しかも、文章がとてもわかりやすい。オススメです!

このプログラムは適時アップデートされています。9月にステラルーメン(XLM)の取り扱いが始まりましたが、すでにVer.4.5のアップデートで対応済みです。

設置や設定は簡単

HARUKAさんの方法を簡単にまとめると、下記のようになります。

STEP.1
BitbankとGoogleのアカウントの用意
Bitbankで口座を開設し、Googleのアカウントを作成します。
STEP.2
BitbankのAPIキーとシークレットコードの発行
Bitbankにログインし、自分用のAPIキーとシークレットコードを発行します。これらは、Bitbankの外部から(Googleから)Bitbankの自分のアカウントを遠隔操作するために必要な情報です。
STEP.3
HARUKAさんのプログラムをコピペ
Googleのサービスの一つである「Google Apps Script」にアクセスし、HARUKAさん作成のプログラムをコピー&ペーストします。
STEP.4
自分のAPIキーとシークレットコードに書き換え
プログラム中のAPIキーとシークレットコードの部分を自分のものに書き換えます。これによって、プログラムは、あなたの名義でBitbankにアクセスして遠隔操作するような形で買い注文を出せるようになります。
STEP.5
実行タイマーセット
タイマーをセットしてプログラムが定期的に実行されるようにします。

詳しくはHARUKAさんのブログ記事を参照してください。ひとつひとつのステップを手取り足取り丁寧に解説されているので、読んでそのとおりにすれば設置できます。

改造:特定の銘柄を多め/少なめに買う

HARUKAさんのプログラムは、全銘柄に同じ価格の注文を出すようになっています。(初期設定で200円ずつ)

でも、「ビットコインをたくさん買いたい」「いくで、やるで、リップル買いまくりや」など、多めに/少なめに買いたい場合もあると思います。

ここでは、ビットコインを1,000円、イーサリアムを500円、その他のコインを200円ずつ購入するための改造方法を紹介します。

元のプログラムでは、「設定」の欄が次のようになっており、JPY_AMOUNT という変数ですべての銘柄の共通購入額を設定します。

//↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓設定↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
var API_KEY = "************************************";//bitbankのAPIキーを""の間にコピペする
var API_SECRET = "****************************************************************";//bitbankのシークレットキーを""の間にコピペする
var JPY_AMOUNT = 200;//1通貨当たりの購入額を設定する(円)
//↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑設定↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

この JPY_AMOUNT の行を複製して変数名を BTCJPY_AMOUNTETHJPY_AMOUNT に変更。下記のようにします。

//↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓設定↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 
var API_KEY = "************************************";//bitbankのAPIキーを""の間にコピペする
var API_SECRET = "****************************************************************";//bitbankのシークレットキーを""の間にコピペする
var BTCJPY_AMOUNT = 1000;//BTCの購入額を設定する(円)
var ETHJPY_AMOUNT = 500;//ETHの購入額を設定する(円)
var JPY_AMOUNT = 200;//その他1通貨当たりの購入額を設定する(円)
//↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑設定↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

「BTC購入設定」の部分の JPY_AMOUNTBTCJPY_AMOUNT に変更します。

//↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓BTC購入設定↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
[BTC].forEach(function (pair) {//[BTC]の注文
var buyPrice = parseFloat(getbuyPrice(pair)),
body = {
pair: pair,
price: (buyPrice - 1),
// amount: JPY_AMOUNT / buyPrice, (※コメントアウト)
// ここを JPY_AMOUNT → BTCJPY_AMOUNT に変更する
amount: BTCJPY_AMOUNT / buyPrice,
side: 'buy',
type: 'limit'
},
result = fetchJSON(URL_PRIVATE + '/user/spot/order', 'POST', false, body);
Logger.log(result);
});
//↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑BTC購入設定↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

「ETH(円建て)購入設定」の部分も同様に JPY_AMOUNTETHJPY_AMOUNT に変更します。

//↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ETH(円建て)購入設定↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
[ETHJ].forEach(function (pair) {
var buyPrice = parseFloat(getbuyPrice(pair)),
body = {
pair: pair,
price: (buyPrice - 1),
// amount: JPY_AMOUNT / buyPrice, (※コメントアウト)
// ここを JPY_AMOUNT → ETHJPY_AMOUNT に変更する
amount: ETHJPY_AMOUNT / buyPrice,
side: 'buy',
type: 'limit'
},
result = fetchJSON(URL_PRIVATE + '/user/spot/order', 'POST', false, body);
Logger.log(result);
});
//↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ETH(円建て)購入設定↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

これでビットコインに1,000円、イーサリアムに500円、その他のコインに200円の買い注文が入ります。

MEMO
このプログラムは、デフォルトで、注文時にそのときの市場価格より少し下に買い注文を入れます。メイカー注文扱いになるので手数料がマイナスになるメリットがある反面、特に強い上昇相場のときは注文が成立しない(注文を入れた価格まで値が下がらない)ことがあります。
NOTICE
このプログラムの初期設定の金額は200円ですが、200円ではBitbankでのBTCの最小購入単位(0.0001 BTC)も購入できません。2020年12月28日現在、ビットコインの1回当たりの購入額は、少なくとも300円以上を指定するようにしてください。

まとめ

積み立てを始めた6月頃、1 BTCの価格は100万円程度でした。今となっては100万円が安く見えますが、当時はとても高く見えたのです。

「高くなったなぁ。今は買い時じゃないでしょ。もう少し値下がってから買おう。」

…と思って買うのを躊躇した私を置き去りにして、ビットコインはどんどん上昇していってしまいました。

しかし、この積み立てプログラムのおかげで、大きな買い物はできなかったものの、上記のような良い成績を出せました。利確していないので、まだ含み益ではありますが。

ドルコスト平均法による積立投資は、投資初心者やへなちょこトレーダーにも優しい、優れた選択肢であると言えるのではないでしょうか。

注意

最後にいつものお約束です。

ここで紹介した方法で投資を行ったとしても、必ず儲かるという保証はどこにもありません。

投資は自己責任です。特に仮想通貨・暗号資産には大きなリスクがつきもの。

十分理解の上で、自己の判断と責任で行ってください。

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