ずっと強い動きを見せつ続けていたビットコイン。今日は295万円まで到達しました。高ぎるでしょう。もはや気軽に買える金額ではなくなってしまいました。
でも、ここでビットコインがようやく小休止するならば、ここからがアルトコインの季節。値上がるアルトコインを買って、高くなったところで売って相対的に安くなったビットコインを買えば、実質的にビットコインを安く買えることになります。
アルトコイン全般の指標となるのがイーサリアム(ETH)です。今日はその動きを見てみます。
目次
ここ最近の振り返り
週足チャート
まずは取引所「Coinbase」でのUSD建ての週足チャートでここ最近の動きを振り返ります。
(1) 長く上を抑えつけていたトレンドライン(白)を上方向に突破。黒い雲の中へ入りました。
(2) 落ちてきたものの2019年6月の高値を同じ価格帯でサポートされました。EMA21(白い曲線)によっても支えられていましたね。
(3) 何度もサポートをチェックして「これ以上落ちないんだな」と安心したところで再上昇開始。
(4) 現在、バブル崩壊時の下落が一時止まった価格帯でサポートをチェックしているところ。
(5) 黒雲の上に抜けられたので、さらに軽くなって上を目指しやすくなりました。
ということで、上昇への好材料が揃っているように見えます。
上昇ウェッジを描いてみる
この週足チャートに、2019年6月の高値と2021年9月の高値を結んだトレンドラインと、2020年3月のコロナショック時の大底とサポート箇所を結んだトレンドラインをオレンジ色で描いてみます。
こうして描かれた上昇ウェッジを上に抜けたことがわかります。
そして、オレンジのトレンドライン(ウェッジの上辺)を上に抜けた後、次のローソクで一度落ちてきて割ったものの、ヒゲを作って上へ。底値を切り上げながら次に水色の価格帯サポートをチェック。
日足に拡大してみてみると
この部分を日足チャートで見てみましょう。
(1) オレンジのトレンドラインを上に抜けた後の下落は、(2) オレンジのトレンドラインがサポートとなって支えていたことがわかります。
その後、(3) 下値を切り上げながらレジ価格帯でサポートされています。
ところで、このような大きな上昇ウェッジ…最近どこかで見たことがある気がしますね。
ビットコインとの比較
そう、それは王者ビットコイン。下図はその週足チャートです。
上昇ウェッジを上に抜けたところで、右上がりの巨大な逆三尊が成立。ほぼ同時に黒雲を上に抜けたことになり、身軽になって上昇していきました。
再びイーサリアムの週足チャートに戻ります。ビットコインと同じような逆三尊を描いてみましょう。
似ていますねー。ウェッジを上に抜け、サポートをチェック完了。これで右上がりの巨大な逆三尊が成立。黒い雲も抜けました。
まとめ
今週はリップルショックがあり、アルトコイン全般が下落しましたが、イーサリアムは良い形でサポートされ続けていました。つまり、「あの程度のことじゃ下落しないよ」ということですね。
今後、イーサリアムはビットコインと同じような力強い動きを見せてくれるのでしょうか。注目です。
最後に、お約束ですが…。
この記事は「チャートが良い形をしているので価格が上がることを期待している」という個人的な見解を書いたまでであって、必ず値上がることを保証するわけでもありませんし、イーサリアムの売買を推奨するものではありません。
投資は自己責任です。特に仮想通貨・暗号資産にはリスクがつきもの。十分理解の上で、自己の判断と責任で行ってください。