ようやくビットコインの上昇が一段落し、調整段階に入ったようです。
ビットコインの価格下落に伴ってアルトコインも全般的に円建てで下落していますが、BTC建では上昇しているものもあり、まだまだアルトコインの強さを感じられる相場が続いているように見えます。
ようやく仮想通貨の人気が復活してきたように見える先日、日本で最も知名度のある取引所「コインチェック (Coincheck)」のテレビCMが始まりました。
このCMの影響により、これから多くの新規個人投資家が参入してくるでしょう。市場に与える影響をよく見ていきたいと思います。
目次
コインチェックのTVCMが始まった
こちらがコインチェックのTVCMだそうです。ロケットの打ち上げ。威勢がいいですね。
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— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 15, 2021
今の若い世代はTVなんて見ないと思いますが、もっと上の世代に対してビットコインや仮想通貨に興味を持たせる効果はありそうです。
去年、ビットコインが史上最高値を更新した頃に高騰についてのニュースが流れていましたから、TVCM放映開始前から仮想通貨に興味を持つ人の数は増加していました。
【本人確認について】
現在、Coincheckでは新規のお申し込みが急増しており、本人確認完了まで通常よりもお時間をいただいています。お急ぎのお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、スタッフ一同、全力で対応しておりますので今暫くお待ちいただけますと幸いです。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 8, 2021
この時点で、郵便による本人確認に10〜14日かかるとツイートされていたので、TVCMが始まった今はもっと待たされるようになっているかも。想像ですが。
今回のTVCMが火付け役となり、より多くの人達が仮想通貨を始め、市場が盛り上がると良いですね。
今はバブル崩壊の入り口なのか、それとも単なる調整期なのか
一般の人々が参入する時期は相場から逃げるべき時期
約3年前の私は、そんな仮想通貨新参者の中の一人でした。
「仮想通貨というものがあって、値上がりしているらしい。儲かるらしい。」という噂を聞いた私は、2017年の10月中旬にコインチェック、Zaif、Bitbankなどの国内取引所に口座開設し、右も左もわからないまま適当にトレードを始めました。
それから数週間経った頃でしょうか。各取引所の新規口座開設にすごく時間がかかるようになったというニュースが流れました。一足先に口座開設を済ませていた私は自分のことを多少得意に思ったのを覚えています。単に少しだけ口座開設するのが早かっただけで、やっていたことは養分トレードだったのですが😇
それからも市場の加熱は続き、取引所もTVCMをバンバン流し、芸能人から靴磨きの少年までもがビットコインと仮想通貨について盛んに話していましたね。あの盛り上がりはすごいかった。あれがバブルなんですね。
そして、12月にビットコインが240万円に達したところで下落に転じ、バブル崩壊…。
今回のコインチェックTVCMによって多くの一般人が参入することになるとは思いますが、約3年前にこのような流れを経験しているので、今後の市場に良い効果を与えることになるのかどうか、疑問と不安があります。
一般の方の資金流入がありますから、一時的には上がりますが、上昇後それがそのまま売り圧となります。
また、素人は大体ハイレバでロスカされるのでボラが高まる。株でも良くある話ですが、基本的にこの様な買い煽りや強ファンダに合わせて大口は自分達の売り玉をぶつけ精算するのがが定石です。 https://t.co/gpKQS8yn8E
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) January 14, 2021
KAZMAX氏もこのように冷静なツイートをしています。
法定通貨の信頼性は揺らいでいますし、お金はばらまかれていますし、ここまで良い調子で再興してきた仮想通貨市場がここで崩壊する可能性は低いのではないかと個人的には思いますが、確実なことはわかりません。引き続き、市場の流れを注目していきます。
ビットコインの価格は下落中
さて、仮想通貨市場の核となるビットコインの価格ですが、1月9日に日本円で435万円に達し、1月16日現在は378万円まで下落しています。
下図はBitbankでの4時間足チャートです。
注目しているのは、1月4日と1月12日の下ヒゲを結んだトレンドライン、オレンジ色の破線です。
ここをネックラインとする三尊(ヘッド&ショルダー)を作りそうな雰囲気です。345万円付近のネックラインまで下落したところで、三尊が成立して大きく下落するか、三尊を否定して再上昇するかを判断したいところです。
2017年12月のバブル頂点でも、2019年6月のプチバブルの頂点でも、似たような三尊を作った後に長い長い下降トレンドに入りました。ですので、今のような高値で三尊を作るのは怖いのです。
崩壊とともにショートを打てば儲かけられますが、せっかく盛り上がってきた仮想通貨市場がまたしぼんでしまったら面白くないですからね。
何度も蘇ってきたビットコイン
三尊が成立したら「大暴落」は免れないと思いますが、短期間の調整で終わる可能性もあります。
2017年のバブル期も、12月の頂点に向かうまでの山腹で何度も大きな下落がありましたが、その度に持ち直してきたという実績があります。
8月から9月にかけて発生した大調整では、約半値まで下落しました。
今に当てはめれば、430万円で買ったビットコインが215万円まで暴落するようなものです。ショックで気絶しそうですね😅
週足で見ると、白いEMA21が218万円辺りにあります。このEMA21は、昨年9月の調整時期にサポートとして働いていた曲線ですので、もし大暴落が来るのなら、このサポートを再び試しに来る可能性もあると見ています。
ビットコインの価格は長期的には上向きだと信じているので、そこまで下落してきたら全力買いします。更に下に割って大損したら笑ってやってください。
#ビットコイン 週足のEMA21まで落ちてきてくれたら全力買い
する。日本円で220万円くらい。 pic.twitter.com/SgbXwKrIc7— 初心者まなぶ (@altbtm) January 11, 2021