ビットコインの価格が5万ドルに到達しました。暗号資産・仮想通貨全体が本格的なバブル相場に突入しています。これはもう誰の目にも明らかですね。
MicroStrategy社やTesla社がビットコインを大量購入、PaypalやMatercardが暗号資産市場に参入、VISAは準備中…。もう米国の大手企業にFOMOが広まりつつあるのではないでしょうか。
日本では2017年の熱狂が凄まじかったので、それに比べると今の日本の盛り上がりは今ひとつに感じられてしまいますが、これらのニュースを聞くに、今の米国からは日本の2017年秋のような雰囲気を感じます。
2017年の10月、バブルの熱気が本格化してきた頃に私は仮想通貨を始め、その約2ヶ月後の12月中旬にビットコインの価格は頂点を迎え、そしてバブルは崩壊しました。
今の米国が2017年10月のような状況にあるとしたら、バブルの頂点は2ヶ月後くらい先に迫っているのかもしれません。
果たして頂点はどのくらい先なのか?その時の価格はいくらなのか?をチャートから予想してみます。
多くの投資家が10万ドル以上を予想
ビットコインは、今日2021年2月17日現在、およそ49,500ドルの価格をつけています。
こんなに値上がったものを今から買って大丈夫なのか?暴落して損をするのではないか?と誰しも恐れるところではありますが、少なくとも10万ドルにはなるだろうというのが大方の予想のようです。
「ビットコインは、2021年に4倍になる」米アナリストが予想
Fundstratのアナリスト、トム・リー(Tom Lee)は2020年12月30日のCNBCのインタビューで、来年、ビットコインはさらに300%上昇するだろうと語った。ビットコインが現在の価格から4倍になるとすると、この暗号通貨は10万ドルをはるかに上回り、12万ドル以上になる。
また、トム・リー氏だけでなく、他の多くの投資家も10万ドル以上を予想しています。
1BTC=1000万円超の大相場予見する声相次ぐ 今後のビットコイン市場と価格予想 総まとめ【2021年】
興味深いのは10万ドル(約1030万円)超えのビットコイン価格予想が相次いでいることだ。
引用 コインテレグラフ
今日5万ドル(約500万円)でビットコインを購入し、短期的には下落して含み損になることがあったとしても、上昇気流によって支えられ、長期的には少なくとも2倍の価格までは行けるのではないか、ということですね。
ここで私が言う「長期的」とは、「今からバブルが頂点に達するまでの期間」を意味します。では、その期間はどのくらいあるのでしょうか?
チャートから予想 (1) 〜 4月に12万ドルか
下図は、ビットコインの日本円建の週足チャートです。ログスケールで表示しています。
右上がりの並行チャネルを赤丸の部分が当たるように描いてみると、結構良い具合にしっくりとハマります。
ということで、今後もこのチャネルの中にしっくりとハマるような動きを見せるのではないか、と予想します。(もちろん、この前提が崩れる可能性もあります。)
青丸の部分は2017年のバブル頂点です。この部分が上に突き出してしまっていますが、これは2017年の日本の熱狂が凄まじかったためと都合よく考えてみましょう。
2018年11月、ディセンディング・トライアングルを下抜けして大暴落が起こりました(オレンジ色の丸の部分)が、チャネルの中央線で支えが限界に達したために暴落したと解釈することができます。
前述のように、多くの投資家が「最低10万ドル」を予想していますが、20%のおまけを付けて12万ドルに達すると考えましょう。現在1ドルが約105円なので、12万ドルは12,600,000円(1,260万円)になります。
1,260万円の高さに黄色い水平線を引き、チャネルの上先と重なる部分を確認してみると…そこに到達するのは 2021年4月12日の週 になります。
あと残すところ2ヶ月もありません。「そんなに早く頂点が来るの?そんなに早くバブル崩壊が始まってしまうの?」と(私は)思いますが、今の角度を保ったままチャートに延長線を描くと、確かに4月中旬くらいになるんですよね。
チャートから予想 (2) 〜 4月より遅れる可能性も
ただ、上記の予想 (1) は「このままの角度を維持して上昇した場合」の予想です。今後調整なしにゴールまで突っ走るのでしょうか?
2017年チャートを振り返ると、あの強烈なバブル相場の中でも何度か大きな調整が訪れていたことがわかります。
買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを判断する材料になるRSI(チャート下部の紫色のグラフ)もジグサグしています。
これと同じようなことが今回も起こるのならば、上昇角度が和らぎ、1,260万円の到達は4月より後になるでしょう。また、時間が遅くなれば遅くなるほどチャネル上線が上へと移動するので、バブル頂点でチャネル上線にタッチするという前提が正しければ、ビットコインの頂点での価格は1,260万円よりずっと高くなります。
チャートから予想 (3) 〜 10月に50万ドルか
「そんなに早くバブル相場が終わってしまうと寂しい」「もっと長くイケイケな相場を楽しんでいたい」と思う、私のような人に優しい予想も作ってみました。
2018年からの冬の時代を耐えてきたのですから、もっと長く楽しみたいじゃないですかw
下図がその予想チャートになります。
予想 (1) ではコロナショックの下落をチャネルの下線に合わせ、2017年のバブル頂点を上に突き出させましたが、こちらのチャートでは逆にコロナショックを下に突き出させ、2017年のバブル頂点をチャネル上線に当てています。
水色の垂直線は、バブルの頂点を迎えた週を表しています。
2014年のバブル頂点から2017年のバブル頂点までにかかった期間(211週、1477日)と同じ月日が次のバブルまでかかると予想し、3本目の垂直線を描いたところ…到達するのは 2021年12月20日の週 になりした。
そして、その週のチャネル上線は…何と 50万ドル に達します。信じがたい話ですが、日本円で
5,250,0000 円 (5,250万円)
です❗
2 BTC で億り人になれますね。(持っていないけど😅)
ただ、12月20日の週まで引っ張るためには、価格の上昇角度を落ち着かせる必要があります。落ち着いた上昇角度で青いパラボラ曲線をチャートに描いてみました。今から落ちるとしたら、パラボラ曲線にタッチするのは2.5万ドル辺りなるでしょうか。
第2のコロナショック級のパニック売りが発生しない限り、ここまでとても強い勢いで上がり続けてきたビットコインが2.5万ドルまで下がる可能性は、皆無に等しいと思います。その前に多くの企業や人々が買うでしょうから、そこで下落が止まるでしょう。
というわけで、今のところ、私は予想 (1) の方を本命と見ています。
まとめ
以上、今回のバブル相場におけるビットコインの頂点到達時期と価格の予想でした。
どれが当たるか?はたまた別の結果を迎えるのか?答え合わせが楽しみですね。
高騰しているビットコインを今から購入したら下落して損するのではないか?怖くて今さら買えないよ!と思うのは当然です。私も2017年に仮想通貨を始めた頃は、短期的な値段の上げ下げに一喜一憂したものです。
買った後に値段が下がって含み損になると気が気でなくなるかもしれませんが、長期的には上昇トレンドの中にいるはずですから、安心しましょう。
法定通貨がじゃぶじゃぶと発行されて価値が下がっていくのですから、今度も価値の保存手段として優れているビットコインにより多くの注目が集まり、価格も上がっていくのではないでしょうか。
今買って4月まで気絶する(チャートを見ない)か、いずれやって来る短期的な下落(「調整」と呼ばれます)を狙ってそのときに買うか、あるいは毎日少しずつドルコスト平均法で買っていくか…。戦略はいろいろありますね。

いやはや、こんなにすごいことになるのなら、せめて去年の秋に勇気を出してガッツリ買えばよかったなぁ。

最後にいつものお約束です。
この記事では、ビットコインの価格がバブルの頂点まで上昇を続ける予想をしていますが、必ずそうなるとわけではありません。相場は生き物ですから、ある日突然大暴落が来るかもしれませんし、暗号を破る手段が明らかになってビットコインそのものがオワコン化するかもしれません。
投資は自己責任です。特に仮想通貨・暗号資産にはリスクがつきもの。十分理解の上で、自己の判断と責任で行ってください。